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臨時記者会見

 今、本県は経過観察期間ということで、一つ一つ手順を追って丁寧に対応させていただいております。今日は5月14日ということで、学校がいよいよ再開しております。教育委員会のほうからは順調に推移しているということでありますので、これから日々子供たちが充実した毎日を過ごしていただきたいと考えています。

令和2年度5月補正予算案 緊急新型コロナウイルス感染症対策~一つになって、乗り越えよう。~
 さて、今日は令和2年度5月補正予算案について説明させていただきたいと思います。
 まず、予算全体の規模ですけれども、5月補正予算額として約538億700万円ということで、補正予算の額といたしますと、例えば、知事選の肉づけとかを除くと過去最大規模と言っていいと思います。ただし、そのうちの480億円余は新型コロナ対策資金分、その多くは預託分ですね。協調融資しますので、その分、県としてという資金と思っていただいたらいいと思います。補正後の予算額は5,520億円余ということになっております。
 一応全体としての考え方ですが、4月の専決させていただいた予算がここにあります。とにかくまず傷を抑えるようなものがここに並べられておりまして、5月補正予算の今回につきましては、感染拡大防止対策と、それから、事業者支援の拡充に加えて、これから「自制型」の生活に対応していかなければいけませんので、そういったもののリストをここに掲げさせていただいております。
 さらに、今回間に合わなかったものだとか、さらに経済活動のV字回復に向けての必要な予算、そうしたものを6月補正予算のほうにまた掲げさせていただくという、この3段階を考えております。
 今回、この真ん中のところですが、大きく2つに分かれておりますが、まず、感染拡大防止策についての説明をした後にこちらの説明をするという順番でいきたいと思います。
 まず、プロジェクトMです。
 我々佐賀県がある程度しっかりと対応が取れているのは、このプロジェクトMでベッドがしっかり確保されていると。これは本当に医療機関の皆さん方の努力のたまものもあって、それが我々にとっての安心材料の一つになっております。このプロジェクトMをこれからもしっかり堅持していくということが大事だろうと思っております。
 補正予算として約16億円3,000万円ですが、主なものといたしましては、医療用の手袋や防護服、ゴーグルなどの資機材に約7億9,000万円余ということ。それから、今回、受入医療機関に空床の補償、その分はベッドを空けて待っておかなければいけませんので、その補償をさせていただくという部分が2億5,000万円余。そして、宿泊療養施設の運営ということで、ここに2億4,000万円余。簡単に言うと、アパホテルの借り上げに1億4,000万円ぐらいあって、残りはそこのランニングコストです。そういったことも含めて約16億3,000万円ということであります。
 ここに掲げたような様々な事業にしっかりと取り組んでいくことが大事だと思っています。
 そして、「マスクや消毒液の提供」ということで、こちらは9億6,000万余でございます。
 ここに掲げておりますけれども、佐賀県は本当にゆかりの皆様方からたくさんマスクの寄付を随時頂いております。これまで33万枚無償などで頂いておりますけれども、特に、本当に最初の頃のマスクが足りない時分に頂いた分なども含めまして、大変我々は感謝しております。
 これからしっかりとこの後対応するために、先だっての会見でも6月ぐらいまではおおむねできていると申し上げましたけれども、これから2波、3波ということにも備えなければいけない。おおむね11月分までの予算対応を今回させていただこうということで、マスク720万枚、そして、消毒液8万2,000リットルということで、こちらをしっかり確保させていただきまして、医療機関、そして、これからますます気をつけなければいけない介護施設や障害者支援施設、こうしたところへの対応に万全を期していきたいと考えています。
 さらに、「要保護児童サポート体制整備」ということでありまして、簡単に2つ分かれておりますけれども、1つは、県の受入体制、これは保護者の皆さん方がコロナで病院に入られたりしたときに、陰性のお子さんが残されたりした場合に、例えば、幼児だったり小学生だったり、そういう子供たちの預かり先がなくなるので、県のほうの施設でしっかりと受入環境の整備、強化をしていく。そして、専門スキルを持つ乳児院等の職員派遣だとか、これはハードもそうですし、何より大事なのはソフト、急に同居の親などがいなくなって独りになってしまうような子供たちに対する対策をしっかり取っていこうということ。
 それから、もう一点が児童養護施設等の体制整備でありまして、児童養護施設はどちらかというと人と人が接触して運営していくようなところでもあるので、あらかじめパーテーション等の購入支援だとか、個室化だとか、借り上げの支援などをして、陽性反応といった事態が起こる前の段階からしっかり体制整備の支援をしていこうというようなものに予算化をしております。
 続きまして、オンライン教育への挑戦ということでありまして、今日から学校が始まっておりますけれども、並行して、いつまた休校になってもいいように、しっかりプロジェクトEも進めていこうということであります。
 今日から学校に皆さん集っているので、その中でオンライン教育の準備も一緒になってさせていただくということで、おおむね1週間から10日ぐらいしますと体制が整うと聞いておりますので、6月以降にまた休校になったとしたときには速やかにそういったオンライン教育の体制に移れるんではないかという形で準備をさせていただきたいと思っています。
 様々なマイク、カメラ、技術者の配置ですとか、それから、自宅などでオンライン授業を受けられる環境を確保するということで、Wi-Fiもそうなんですけれども、このUSBですね、皆さんも使っていると思いますけど、パソコンにがちゃっとはめて通信環境を整えるやつ、そんなものも用意して、みんなが授業が受けられる環境にしていきたいと思う予算でございます。
 続きまして、後半の事業者への支援部分についてのご説明をさせていただきます。
 ちなみに、これはおさらいになりますけれども、これまで6本の支援策を打ち出してきました。昨日から交付が始まりましたけれども、佐賀型店舗休業支援金と県境ストップ支援金であります。
 この県境ストップ支援金につきましては、もちろん県境といっても、特に、県境が止まったことによってダメージを受けたというところについては、ぜひ申し出ていただきたいと思っています。改めて、この1弾と2弾についてご活用いただきたいと思います。
 そして、第3弾で観光、宿泊施設の支援金ということで、施設数掛ける50万円というものがありまして、そして、第4弾といたしまして、国の持続化給付金の対象にならない事業者、特に、初めて店舗をオープンしたばかりで去年の売上というものが示せないような方、それから、店舗の数を増やしたために売上が半分以下にならないというような方々を救うための施策です。こちらのほうも件数は上がっておりますけれども、まだお気づきにならない方がおられましたら、ぜひ手を挙げていただきたいと思います。
 そして、貸切バス・タクシーを貸切バス1台10万円、タクシー1営業所20万円をさせていただきました。
 さらに、CSOにつきましても、未来創造基金と一緒に協働で活動のための支援金を交付しております。
 これまでが順次今まで発表したものでありまして、今回の追加の支援策として5月補正で計上しているものにつきまして説明します。
 まず、支援第7弾として「新型コロナ対策資金(拡大)」ということであります。
 佐賀県の場合はもともと県単でやってきたもの、3年間実質無利子で保証料ゼロというものも非常に評判がよくて、4月で400億円以上の申込みがあって、さらに、今回は国の制度ともタイアップして融資額を1,200億円に拡大するということで、900億円の増をするということであります。
 この900億円融資増をするんですけれども、県と、あと金融機関の協調融資です。ということで、県の預託部分がこの480億円のうち450億円程度あって、残りの部分が保証料の助成だったり無利子融資分の利子補給、そういったものに当たると考えていただいたらいいと思います。
 こんな形で今伸びております。幅広く県内の痛んでいる事業者の皆さん方に手を挙げていただいておりますけれども、ぜひご活用いただきたいと思います。拡大をいたします。
 続きまして、支援第8弾として「新業態スタート補助金」というものを交付させていただきたいと思います。
 なかなか「自制型」というのをこれから県民の皆さん方と模索していく。トンネルの向こう側はどういう業態なんだろうかということが、みんなこれから暗中模索というか、試行錯誤していくと、トライをしていくという中なので、新たな業態に取り組む事業者に補助金を交付したいと思っています。
 いろんな例がありますけど、3密対策を行ったドライブスルー型の企画を立ち上げたい(飲食業)、集合することができないので、オンラインレッスン等に支援してほしい(スポーツ業)。
 ちなみに、スポーツにつきましてなどは6月を考えております、大きなものはですね。ですので、スポーツ関係の皆さん方はもうしばし──これで対応できるものは、もちろんこれの対象にもなるわけでありますが、1店舗につきまして補助率3分の2以内で20万円を上限に補助する制度、「新業態スタート補助金」というものもご活用いただきたいと思います。様々なやり方があると思います。
 それから、第9弾として「LiveS Beyond(ライブス ビヨンド)」、文化芸術祭というものを開催したいと思っています。普通、ライブハウスでもそうですけれども、例えば、ミュージカルとかもそうですし、様々な文化活動というのは実際のリアル公演がメインだったんですけれども、今、3密、3密とか言われながら、なかなかリアルな公演ができない、お客さんも集まってこない、チケットも売れない、そういう状況にありますので、今回、オンライン配信というものも新しいライフスタイルとしてミックスするような画面上の、ウェブ上の文化芸術祭を佐賀県はやっていきたいと。そのために、係る経費についての助成を行っていくというスタイルであります。
 どのような活動がいいんだろうか。ライブハウスもこのままでは続けられない。今、我々とすると、ライブハウスは休業要請の対象になっていないんだけれども、実際は3密を避けてといって、シャウトをしないでとか様々つけているので、実際に今までのようなライブ活動ができないというのが実態なわけです。ですので、今回はそういったことをオンラインの配信でやることによって、新たな活動モデルの創出をしながら、このオンライン配信に係る番組づくりの経費などについて我々が助成しながら、そういう活動支援をしながら、新しい活動の模索をしていくということで、「LiveS Beyond」の意味ですが、「Live」は、まさにライブとか生きるという意味ですが、これに「S」をつけて、多様な思いをまとめ上げるという複数形と佐賀の「S」ということ。「Beyond」というのは、ご案内のとおり、その向こう、そこを超えてという意味で「LiveS Beyond」という名前にさせていただきました。
 リアル公演とオンライン配信で新たな活動モデルの創出を図っていきたいということで、約7,000万円余の予算を計上させていただきます。
 文化芸術のチカラで、県民の暮らしに元気をということで、非常に今、人の気持ちがすさんでおりますので、その先に必ず文化の力というものが大事になります。今、文化芸術活動に携わっている方々、非常に皆さん方もつらいでしょうけれども、これから皆さんの力が必ず必要となりますので、一緒になって頑張っていきましょう。
 続きまして、第10弾として「佐賀支え愛」応援キャンペーンということであります。
 ご案内のとおり、県産品をみんなで応援する運動を全面展開させていただいています。県庁のほうでも様々な物産展をやったりとかしておりますけれども、このほか、Amazon、ECサイト、それから、ジャパネットたかた、様々なテレビショッピングで応援をさせていただいています。
 それから、佐賀牛、呼子のイカなどを学校給食に提供すると。今日から給食が始まったところもあるようですけれども、3回程度ですかね、佐賀牛だとか呼子のイカ、通常では学校給食に出てこないようなレベルのものをここで出させていただいて応援していくというような企画全体として約5億円ということであります。今、非常に各業界が厳しい状況なので、あの手この手、今まででは考えられないような施策も組み合わせながら応援していきたいと思っています。
 支援第11弾です。これは「肥育牛農家・花農家に対する支援」ということで、牛はご案内のとおりです。レストランがやっていないので、レストランで使うような高級佐賀牛の部位というものがなかなかはけない。これはタマネギも同じですよね。実際はタマネギの消費もほとんどレストラン系なんです、家庭ではなくて。なので、そこが今止まってしまっているというところが非常に大きな原因になっているんだけれども、そうした中で、肥育牛の、いわゆる子牛の値段ががくんと、それこそ1頭20万円ぐらい落ちたりしておりまして、それは国のマル金の制度とかいろいろあるんだけれども、そういったところで、またさらに足らない、次の牛を買ってさらにこれを続けていこうというところも県が応援しようということで、ここにありますが、1頭当たり牛だと2万円とか、そういったものを支援していきながら、総額で2億5,000万円余の支援をしていくということであります。
 それから、花農家ですね。花農家も実際、花需要が大分落ち込んで、特に、値段を分けているのは、胡蝶蘭とかが非常にコストがとてもかかって、その代わり高く売れるという振幅が大きな業態であるので、かなりダメージを受けています。そうしたこともあるので、胡蝶蘭あたりは10アール当たり40万円ということで、幾らか種類によっても分けた形で5,000万円の支援をしていくということで、花農家の支援をやっていきたいということです。
 ほかにも、もちろん野菜だなんだといろいろありますけれども、様々な国の制度や既存の制度で何とか対応できるかどうかというところを今検証もしています。
 これから心配なのは、ハウスミカン、佐賀県は日本一ですけれども、これも贈答用がほとんどなので、そういったところというのもよく注視しながら、さらなる支援が必要かどうかというところも見極めていきたいと思っています。
 ということでありまして、今回、最大規模の補正予算案ということになりましたけれども、ぜひ一つになって、オール佐賀、チーム佐賀で乗り越えていきたいと思いますので、県民の皆さん方のますますのご協力、ご支援をよろしくお願いします。
 以上です。